業務実例

復元!名古屋城本丸御殿、修復工事のお手伝い

 

 

 

 

 

名古屋城本丸御殿は、1615年(慶長20年)に徳川家康の命によって建てられた尾張藩主の住居・藩の政庁。

1930年(昭和5年)に天守閣とともに城郭として初めて国宝に指定されましたが、1945年(昭和20年)の空襲により建物の大部分を焼失してしまいました。その復元には10年の計画が立てられ、復元工事は2009年に始まり、2018年の6月8日に完成公開を迎えました。

その復元工事の過程で、名古屋市中区の神仏錺(かざり)金具製造の日野屋さんよりご依頼を受け、墨さし・取り付け作業のお手伝いをさせていただきました。

 

 


天井飾りには「魚々子(ななこ)蒔き」と呼ばれる細かな円模様が施されており、均等に打ち込まれた魚々子模様で立体感を生み出しています。

それは六角形の枠や、枠内の模様のまわりの溝へは打ち込まれず、高い職人さんの技術が伺える一品だと言えます。

そして、金具の文様は部屋や廊下など、場所によって文様が違っており、見る人を楽しませてくれるはずです。

 

復元を可能にしたのは、最先端の技術と、そして伝統技術を受け継ぐ職人さんの腕であることは言うまでもありません。

木目の細かい選び抜かれた桧の床材、細部まで施された格式高い装飾、豪華絢爛な欄間彫刻や障壁画、見上げれば黒漆に塗られた金具装飾付き格子天井。

360度豪華絢爛な御殿を堪能しに、ぜひ名古屋城本丸御殿へ足を運んでみてください。

名古屋城 本丸御殿への観光はこちらから 特別史跡 名古屋城(外部リンク)

サイトも美しく、我々がお手伝いした所以外もより深く解説されており、ご一読頂いて損はございません。